KORAIL時刻表(非公式日本版)

アジアンな鉄道ギャラリー①

【第5回2017年9月編】

あじあの香りがする旅の思い出を鉄道の画像とともにお送りするアジアンな鉄道ギャラリー。5回目は韓国の江陵(カンヌン)。江陵といえばあと1年ではじまる冬季オリンピック。それに伴い建設中の原州江陵線(仮称)。これが完成すれば江陵にもKTXが乗り入れてソウルから1時間半~2時間ほどで辿り着ける。ムグンファ号だと6時間かかっていた。ぬらりぬらりと山脈を抜けると昔はそこにスイッチバックがあった(現在はループトンネル)。太白駅で乗客のほとんどが降りてしまい閑散とした車内も突然バックする列車に少しの違和感。あっという間に下の駅に到着して何事もなかったように前進するムグンファ号は日本とはひと味違う旅情の1つだった。東海駅を過ぎると青々とした海が見えて、しばらくすると江陵に到着する。そんな昔懐かしい旅情を思い出させてくれるムグンファ号にまた乗りたい。


【撮影】2012年5月22日 江陵駅(韓国)


【第4回2017年1月編】

あじあの香りがする旅の思い出を鉄道の画像とともにお送りするアジアンな鉄道ギャラリー。4回目はタイのウドンタニ。ここはラオスへの国際バスが多く出ている街。特に観光地というわけでもない。蓮の花が有名な湖や世界遺産のバーチアン遺跡への拠点となっているくらいで大きな目玉は池に浮かぶアヒルくらい。ただ中心部には大きなデパート、駅周辺は活気あるナイトバザールで楽しむことができる。踏切でおんぼろディーゼルカーに出逢った。青い空?車の列?いやいやおんぼろ気動車にしか眼が向かない。動くことが不思議なくらいのレトロ感。この気動車は日本製で何十年も使われていることがうれしい反面、そろそろ新車の導入も考えてくれませんかタイ国鉄さんと言いたくなる。今日もうなりをあげて踏切を通過していく。お疲れ様と言いたい。


【撮影】2016年12月22日 ウドンタニ駅南の踏切(タイ)


【第3回2016年10月編】

あじあの香りがする旅の思い出を鉄道の画像とともにお送りするアジアンな鉄道ギャラリー。3回目は台湾。不思議な魅力をもつ台湾。九份はまさに千と千尋の神隠し。この町の麓にある瑞芳駅へちんたら普通電車で向かうことにした。南港駅へついて驚いた。地下だ。旅のはじまりが地下。このちょっとした違和感とともに通過する特急列車にシャッターを切った。やっぱりふわっと流れた。失敗なのか成功なのかわからない、このなんかもやっとした雰囲気のあるこの写真が僕はたまらなく好きなのだ。旅は一期一会。撮らなかった後悔よりも撮って失敗することの方が旅には重要なのかも知れない。


【撮影】2015年12月4日 南港駅(台湾)


【第2回2016年8月編】

あじあの香りがする旅の思い出を鉄道の画像とともにお送りするアジアンな鉄道ギャラリー。2回目はタイ王国。2016年6月25日(土)、フアランポーン駅開業100周年のイベントが開かれた。普段は見ることのできない蒸気機関車や王室専用の客車などが展示され大いに盛りあがったようだ。「ようだ=行かなかった」←ここ重要。さてタイ国鉄は年に4回蒸気機関車を走らせている。アユタヤへ片道3時間の長旅。長い。そんな蒸気機関車をフアランポーン駅で見かけた。アユタヤ帰りの機関車は夜21時頃トンブリの車庫に向けて出発する。今はそれまでの時間待ち。周囲には記念写真を撮る地元民もたくさんいた。「時代錯誤な乗り物だなあ」とふと思う。けれど、ゆっくりゆっくりジワリジワリと動く機関車🚂は人の魅力を引き付ける何か不思議な魔法をもっているのだと僕は思う。


【撮影】2015年8月12日 フアランポーン駅(タイ)


【第1回2016年6月編】

あじあの香りがする旅の思い出を鉄道の画像とともにお送りするアジアンな鉄道ギャラリー。1回目はマレーシア。イスラムの独特な雰囲気香るこの国の鉄道はいつものんびり。マレー鉄道が運行するこの6両編成の通勤電車はクアラルンプール近郊の都市への足として今日ものんびり活躍中。
ここプトラ駅の近くにもちょっと小さ目のバスターミナルがある。深夜、東海岸の街クアラトレンガヌ行のバスに乗り込んだことがある。長袖を二枚着ても寒いくらいのエアコン。さすがに寒すぎて中国人女性が運転手に文句を言ったがオンとオフしかないエアコンらしく朝まで南極だった。到着した街はイスラームの影響が強く、至る所にモスクがあり熱心な信者でいっぱい。そこからローカルバスに乗って名も知らぬ土地へ向かった。午前10時、小さなモスクの横で突然バスが止まる。運転手だけが降りていきモスクへ。何事もなかったかのように戻ってきてバスはまた走り出した。これが宗教なのだと思った。潮風がガンガン吹き込むローカルバスの車内で異国の旅情が楽しめた瞬間だった。


【撮影】2014年4月7日 プトラ駅(マレーシア)


inserted by FC2 system